イタリア ポンペイ 5

娼館には船乗りたちがやってくる…と書いたように
ポンペイの街は港がありました。
なので当然 お魚さんが水揚げされるわけですな。
こちらはマリーナ門と倉庫群(…だったはず)
今まではチマチマした写真が多かったですが
結局こんなにワイルドなんですってば!

ポンペイの街は6メートルもの火山灰の下に埋もれた訳ですが
その後 発掘作業が行われたました。
そして発掘当時は、ある謎がありました。
それは発掘途中に不思議な空洞があったことです。
「この空洞はなんなのだろう?」と考えた人が
その穴に石膏を流し込み、固まったころに掘り起こしてみると
なんと人間の形が浮かび上がったのです。
噴火の災害で亡くなった当時の人達も火山灰に埋もれましたが
積み重なった火山灰は長い時間の中でギュッと固まります。
地層の中に人の形を閉じ込めますが
残念ながら人の体は永遠ではありません。
いずれその身が朽ちて行くので その形の空洞が残ったのです。
なのでこれらは当時の人々の最後の姿です。
基本的には博物館に保管されるのですが なにぶん数が多く
ポンペイの遺跡内でも展示されておりました。
石膏とはいえ 非常に生々しいですな。

お魚市場の側にあったローマ時代の宅配便の看板。
「お魚 運びますよ~」という絵なのですな。
人間の考えることは今も昔も全然変わらないらしい。