イタリア フィレンツェ 3

イタロが到着したのが
サンタ・マリア・ノベッラ駅ですが
フィレンツェの中心地と言ったら、その駅から徒歩10分の
「花の聖母教会」である。
花の聖母教会の入り口と後ろのオレンジの屋根部分
そして隣にはジョットの鐘楼がそびえ立っています。
左手前でカバーを掛けられている建物は
有名なサン・ジョバンニ洗礼堂。
基本的に海外旅行とはツアーガイド以外に現地ガイドが付く。
なのでフィレンツェでも現地ガイドの女性が付きました(日本人)
この広場に着いたとき
「じゃあ皆さん 時間を取るのでお写真を撮って下さい」
…と言われた時、私は「あれ?」と思いました。
いや、写真は撮りたいからいいんですが…あれ?ココで?

私がアレ?と思ったのは 以前来た時に
誰もがガイドブックなどで見るおなじみのアングルが
他にあることを知っていたからです。
何枚か撮った後、私は現地ガイドさんに
「写真を撮る場所はココだけですか…?」と質問しました。
つまり花の聖母教会の撮影機会を設けるのは
ココが最後なのか?と聞きたかったのです。
私としては「まさか こんなゴミゴミしたアングルだけ?」という
思いがありました。
何故か現地ガイドさんというのは性格が二種類に分かれます。
① 日本人として標準的に親切・丁寧な人。
② 外国暮らしが長いせいか、どこか横柄で不機嫌な人。
今回の女性ガイドさんは②でした。
「あぁ、後で時間を取りますから!」
はいはい、わかってるから黙ってて!…という同時通訳が
聞こえてくるような回答をされましたが
これから段取りを組んで説明しようとしているのに
途中経過でうるさい事を言う客にはなりたくはなかったので
「とにかく 後でちゃんとしたアングルで撮れるらしい」と
私は貝になることにしました。

しかし、教会内部を観光した後に教会側面から広間に出ると
「じゃあ、これから次の××に向かいますので!」
……はぁっ?
ボーゼンとする私をよそに、ツアー一行はサクサク前進。
おいおい。さっきの回答はなんだったんだよ!
私は焦って、諦めきれずにせめてここからのアングルで撮ろうと
教会を振り返ると、再びボーゼン。
まさにココだよ!
このアングルだよ!
俺が言ってたベストアングル!
ねぇ皆さん 一枚目のフォトとどっちがいいかなんて
聞かなくっても普通はこっちが良いでしょう?
大抵の観光客はこっちの写真が撮りたいんだよ!
私が花の聖母教会のアングルにこだわるのには訳がある。
14年前に初めてこの街を訪れた時のガイドさんは
今回のガイドさんの100倍はいい人でした。
フィレンツェの街について教会へ案内する時
わざと見通しのいい道を避けて このアングルの路地から出て
「さぁ 着きましたよ!」と教会の姿を見せてくれたのだ。
突然 このアングルで初めて教会を見上げた私達の感動は
想像出来ますでしょう?
「この教会はここからのアングルが一番美しいんです」
あのガイドさんは本当に嬉しそうにそう言っていました。
今回の現地ガイドさんは、多分もう案内が仕事になりすぎて
「見せれば良いんでしょう?」という感覚に陥っているのだろう。
皆さんがもしも行かれる時に そういうガイドさんに当たったら
一枚目のフォト右に立っている塔(ジョットの鐘楼)の
後ろに回って下さい。このアングルに出会えます。