断食道場

今日 美容室に行きました。
いつもの担当 M氏が一言 「……痩せた?」
実は私自身 そういう心あたりはあった(つまり痩せた自覚)
しかし、普通は痩せた?と言われたら嬉しいものである。
しかし とある理由からちょっと喜んでいいかわからず
「…あ~…そうかもね」と回答。
すると髪を切り終わった後でM氏が一言。
「もうちょっと…太った方がいいよ?」
もうちょっと太った方がいいよ??
私の人生で初めて言われた言葉にちょっと驚く!
私 「え?いや、もうちょっと痩せてもいいんじゃ…?」(動揺)
M氏 「…いや…そうなると、多分やつれて見えるよ?」
…………なぜだろう?
痩せたといわれると嬉しいのに、やつれたと言われると悲しい。
さて、私が痩せた?と言われて喜べなかった理由。
それは私の悲しい食事事情にある。
我が家の食事はオカンが作っております。
病気になったり精神的におかしくなったりしましたが
基本的にはオカンが作っております。
正直 病気で行動がおぼつかなくなった時にやめさせるかと
考えなかったわけではないですが
よかれと思って家事を取り上げてしまった結果
更に呆け(?)が進む…という危険性がありました。
色々と悩んだあげくに続行した所、ドンドン元気になりました。
洗濯や食事の準備という行動は、やはりいいリハビリです。
姑さんと同居している方は想像出来ると思いますが
一つの台所に二人の主婦がいるのは、色々と不都合です。
物の置き場や置き方…もし会社のデスクを複数で共有して
自分の希望どおりに文房具がそろっていなかったら嫌でしょう?
一つの場所に二人の主人はいりません。
特にオカンはもう記憶の上書きが出来ないので
私が物の位置を変えても、その変更記憶が保存されません。
そんなわけで台所は母のテリトリーのままにしてあります。
なので私はオカンが作った食事を食べているわけですが
最近 特に食事内容に劣化が見られます。
「出された物に文句を付けるな」という言い分もありますが
それでも「あの…メインのおかずはなんですか?」と言うような
微妙な内容の食事が並びます。
私はしかたなく 漬け物とか海苔とかでご飯を詰め込みます。
そんな感じなので食事が終わっても微妙に空腹という
不思議な状況が続きます。
(ご飯自体が古くて硬くなっている物が出てきたりしているので
ご飯自体、おかわりする気にもならない)
最初から「ご飯を作ってない」とか「作れない」というなら
自分でイチから適当に作るよ…と言えるのですが
「作ったよ」と言ってくるので見てみるとそんな感じ。
「それじゃあお母さんも痩せたんじゃ…?」と
心優しい皆さんは心配されるかも知れませんが心配は無用です。
オカンは私と食べる夕食前にパンやお菓子を食べているのです。
だから夕食の時には「さっき食べたから…」といって
夕食は半分くらいしか手を付けない。
つまり微妙に小腹を満たしたオカンがやる気無く作った食事。
そんなわけで「あの…おかずってどれですか?」という食事が
出来上がってくるわけです。
もうこの一年くらいは作る…というより買ってきたお総菜が
並んでいます。好きな時におやつを食べて主食に興味がないと
そうなってしまうものなのでしょう。
そんな母の意図せぬ「強制ダイエット作戦(?)」で
私は順調に痩せました。
歳を取ると色々と鈍感になるのは知っていましたが
ご飯が古くなって黄色いとか…見えてないんですよね(…ふぅ)
明らかに古くなった食材も「昨日買ってきたんだ!」と主張。
(しかし、一週間前から冷蔵庫にあった事を私は知っている)
ちょっと前に出されたシチューが味がおかしく
「本当に牛乳をいれたか?」「いれた!」と問答になり
これだ!と自信満々にだされた牛乳は「飲むヨーグルト」だった。
「これは牛乳じゃない」「じゃあ牛乳を買ってくる」
翌日 新しい牛乳で作り直されたシチューはまた味がおかしく
「買ってきた牛乳を見せろ!」と言ったら
「ちゃんと買ってきたよ!ほら!」と出されたのは
またも「飲むヨーグルト」
……こういう生活が続いているので 結構食べる物がない。
(私は食べたくない物は口に入れない主義である)
いつからウチは断食道場になったんだ??
痩せるのは嬉しいが なんだかな~…。
買い物に行かせると 毎日キャベツを一個買ってきたりする。
そしてそのキャベツは料理されずに腐って廃棄。
買ったことに満足し、在庫の記憶はされず、調理もしない。
私が古い食材を処分すると「なんで捨てるんだ」と怒る。
一時期は冷蔵庫は食材でパンパンでした。
「同じ食材」や「古い食材」で。
歳をとるってこういうことなのね。